小さな和紙で、鶴を折り続ける彼女。
その繊細さと感性を尊敬しています。
彼女のお母さんの一言で
その小さい折り鶴は、ピアスに…。
いつもこどもの心に火をつけるのは
「あなたならできるよ」っていう大人からのメッセージだったりします。
ル・クッカーの帰り道
嬉しそうに恥ずかしそうに教えてくれた。
彼女は「つくる」のが、何よりも落ち着き安心する時間なんだ…。
彼女は大丈夫だ!って、確信したことを覚えています。
気持ちがあがったり、さがったり…
心のバランスがとりにくいのも障害です。
そんな中でも、彼女はつくり続けていました。
「つくる」ことで、必死にバランスをとっているように見えました。
先日、FJCRFTさんのイベントにて
実は、彼女の和紙の折り鶴ピアスも販売。
初めてのことは、ドキドキワクワクで眠れなくなっちゃう彼女は…
前日の夜中までつくり続けたていたそうです。
私は彼女のお客さん1号になる!!
そう決めていたので、販売前にフライング(笑)
このピアスをつけて、販売したい。
そう思っていたのは、私だけじゃなかったようです。
販売前にもかかわらず、次々売れる様子を見ていたお母さんが、泣いておられました。
彼女は、去年の夏までひきこもりでした。
お母さんは、どんな思いで生活されていたでしょうか。
どんな思いで、私のところに彼女を連れてきてくださったのでしょうか。
彼女がつくったもの
彼女の存在を
誰かが嬉しく感じるから、お金が返ってくる。
それは、誰かの生きる力に繋がると、私は思います。
…完売しました。
計算が苦手な彼女はテンパりながら
でも、その苦手がぶっ飛ぶくらい「売れる」ということは喜びしかないようでした。
よかった。
あー、、よかった!!
それを完売にしてくださった優しい大人が居ました。
どんなカタチであれ、キッカケを落とすのは大人で、掴むのはこどもたちなのかもしれません。
この繰り返しが「自信」になるんだと思います。
私は、ずっと守ってあげたいけど、それは無理なので、彼女がキッカケを掴む場をつくるって決めました。
和紙・鶴・ピアス・イヤリング…
これは外国の方にも見てほしい!
きっと彼女の作品はリンダホステルでも…(☆o☆)
こどもたちお母さんたちが笑うであろう妄想がとまりません。
これが私の楽しみでもあります。
ゆっくりゆっくり
社会と繋がることを楽しめるようになってほしいと祈ります。