保育が必要な人のところへ届ける保育士

さな日記
さな日記 数年前からnoteという場に、私の実践や想いを伝えています。
最新情報は、こちらnoteよりご覧ください。
あたらしいカタチの実践のヒントや皆さんが動くキッカケになれば幸いです。

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◆目の前にいる人にとって…◆

カテゴリ : さな保育
数年前、東京にて
ママたちとの空間をつくっていただきました。
一人ひとりのママたちが主役の時間。

二人のママの生の言葉は

講師が前に立って伝えるよりも
10倍も100倍も…ホンモノが伝わる。

震えながら伝えてくださったママたちの声を聞き

私にできること。

目の前にいるその人たちに寄り添う。

実践してきたことが、私のホンモノなので
その想いを伝えること。


「現状や障がいを受け入れたら、楽になるよ」



「お母さん自身を大切にね」

なんて話は、よく伝えられます。

…わかる。それは、よくわかる。

でも。とは言っても。…助けて。
私は、ずっとそう思っていました。
とは言っても…の先を伝えてくれる人はいなかった。

だから、私がそれを伝える人になりたいのです。



「相手が受け入れられない部分にも寄り添いたい」



私の講演は、かっこよく伝えられないし

途中で子どもと遊ぶし、ふざけるし、ピアノ弾くし…
でも、どうしても伝えたい想いは、みなさんの前で
心を込めて伝えさせていただきました。

ママたち一人ひとり

置かれている背景も全く違う子育てなのに
全員に当てはまる「楽になる」話なんてないです。
ただ、受けとめる。

たった一人でも

ママのことをママ以上に信じきってくれる人がいれば
口だけではない、深い「大丈夫」になる。
血の繋りではなく、「人」になります。


「知ってたら、少し楽に生きれる」



東京で、目の前にいるのはママと子どもたちでした。

今日は、地域のご年配の方たちと「語り愛」という会です。
私が伝える相手は、毎日変わります。

私の目の前にいる人が生きやすくなる…

それだけを想って、今日も実践を伝えてきます!


「東京のママたちにもさっちゃんの存在を知ってほしい」と



とても忙しい中、水面下で準備してくださった西村 直子さん

なおさんのご友人、ご家族、当日来てくださった皆さんへ
感謝が溢れ、余韻の残る中、今週もお仕事してます。

あんなに涙と笑いが入り交じり

気持ちいい空間は、はじめてでした。

一人の声は、みんなの明日へ繋がると信じます。

心から、ありがとうございました。






2019-06-19 09:49:23

◆あつまれ、あつまれ◆

カテゴリ : さな保育
ごはんのさいご
決まって言う…


「あつまれ、あつまれ~」


我が家で一番小さい末っ子もわかる
魔法のことばです。
食べ物に集まってもらい
お皿の中は、ピカピカになります。


「きれいに食べなさい!」
って伝えても、

どっか行ってしまうのです。

夕食、

さいごの白ネギを食べたくなかった末っ子。
ごちそうさませず、
ウロウロ…急に踊りだす…

「あつまれ、あつまれしよか?」
「あ!」
(忘れてた!の表情)

「あつまれ、あつまれ~」

スプーンで残りを集めて、パクッ。
今日も条件反射!?
食べたくなかった白ネギも
魔法のことばで食べちゃいました。

母、ニンマリ…


2019-06-19 08:39:24

◆学校行かんかったらいいのに◆

カテゴリ : ルクッカー
お迎えに来られたお母さんが
表現が無く…寂しそうで。
声をかけたら、
学校での悩みがぶあ~っと溢れました。

お母さん、最後に


「…もう!
学校行かんかったらいいのに!」と。



登校拒否する子の親御さんに
どうしたら、行くやろ?って
相談受けることはよくあります。

その逆。はじめての言葉。
学校行かない選択の方が、
お互い楽になるのでは…。

その発想は、
今までもこれからも
ずっと子育てをふんばるお母さんの
本音だと、私は思いました。

勉強が大嫌い。
じっと座っていられない。
友だちや先生の揚げ足をとる。
急に怒る。
本人もよくわからないと思うんですが
集団で過ごすと、そうなる。


でも「休憩時間が好きやから」
彼女は、学校に行くんだそうです。


そっか…好きな時間がある。

シングルマザーで
介護の仕事をされてるお母さん。
もし、彼女が
「学校行かない選択」をしたとしても
大変さは、変わらないかもしれません。

授業も宿題も
「~しなければならない」が多い。
お母さんは、
それが苦痛だとおっしゃいました。

保護者会や交流会も
プレッシャーになるんです、と。

うまく表現できませんが
どうしようもない状況が
ちょっとしたキッカケで楽になる。
そんな時間をつくりたいと思いました。

環境をつくるのは、私ですが
表現するのは、お母さんです。

1日のほとんどを過ごす学校で
我が子が楽しめ、笑える状況。
私だったら、それが一番の安心感です。

地道で長期戦ですが、
大人が元気でいるための作戦を考えながら
私は、実践を繰り返していこうと思います。

素敵な学校の先生がたくさんおられます。
教育も、人だと思います。

彼女にしかできないことを
一緒に感じ、
一緒に動く大人が居てほしい。
ただ、現場の大変さも身にしみて感じます。

それでも、そういう大人になりたいです。
それが、お母さんの味方でいることだと
思えてなりません。
 


2019-06-11 06:49:05

◆たとえ、たった一人でも◆

カテゴリ : キミノテプロジェクト

キミノテプロジェクトという活動の中で、残した想いです。 
2018.6.21 
初めて「伝えること」にしっかり向き合った日です。 
 
********** 


ル・クッカー責任者の瀧 幸子です。

いつも応援いただき、心から感謝申し上げます。
今日は、6/21にお話しさせていただく講演タイトル
『たとえ、たった一人でも』に込めた私の想いを書かせていただきます。



SANA保育。

保育園に行けないような人たちのところへ、
保育を届けるようになった私ですが…
なぜ、そうしたのか。
原点に戻り、考えてみたら
「誰かを一人にしたくなかった」
「大人の味方でいたかった」
ただ、それだけでした。


キミノテの仲間との出逢いは、
私の中にある「考え方」を大きく動かしました。


昨年秋。ル・クッカーを立ち上げるために責任者となった私は、水面下での仕事に崩れそうでした。
国や市町村とのやりとり、会議、研修、拒否反応も出るくらい嫌な請求作業やパソコン作業。
ル・クッカーが始動する前後は、周りの期待と現実とのギャップに、毎日苦しみ泣いていました。


でも、そんな私を放っておかなかった、
プロ(本気の大人たち)がいます。


どうしようもない時、そっと味方でいてくれる人たちの存在に…
私は、SANA保育でやってきたことを逆の立場で感じていたのです。



たった一人でも、自分のことを自分以上に、信じきってくれる人がいること。
そこまでの想いになると、人は動くということ。
私を放っておかなかった人たちは、見える部分ではなく、見えない部分を支えるプロたちでした。


「縁の下の力持ち」の存在は、

日々現場に居る私にしか見えない部分もあります。ル・クッカーの現場は、毎日がドラマみたいです。



人前で話すのは好きではない私が「伝えたい」と思えたのは…
私の実践を伝えることで、
誰かが一人にならないかもしれない。
逢いに行けない人たちにも、届けたい。
そう思えたから。
そこまでの想いと覚悟ができた時に、人は動く。
だから、私は動きます。

「誰かのたった一人」は、
身内でなくても友人でなくても…自分のことを自分以上に信じきってくれる、
応援してくれる人であればいいのです。


それがホンモノの愛だと、私は思っています。

自分が、誰かのたった一人になれたら、きっとそれが人の渦になっていくと信じます。


この想いが、届きにくい人たちへこそ、届きますように…。


言葉に詰まってしまうかもしれませんが…私にだからこそ伝えられるメッセージ。
当日は、心を込めてお話しさせていただきます。


---縁の下の力持ち (瀧 幸子)---------------
https://faavo.jp/osaka/project/2433/report/15728#pj-single-nav
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2019-06-06 13:55:39

◆ボクのコック帽◆

カテゴリ : ルクッカー
地球、水星、火せい、しりうす、太陽。



素敵だな。
かぶりたいな。


呼吸機能に障害ある
小さい彼は、
なかなか運動ができず
やったことない経験のほうが多い。

お母さんが教えてくださいました。

お母さんの目標
「離れること」だそうです。

ゆっくり、
しっとり、
彼は、料理(おいなり作り)を楽しみました。

ゆっくり、味わって、
おいなりさん3つ食べたのです。

お母さんが戻ってこられた時、
彼はしゃべらないけど…
満面の笑み。

そしたら、お母さんが
それを上回る満面の笑み!!

安心して離れてください。
ここでは、みんなが笑っています☆

お気に入りのコック帽をかぶり
本物のシェフとかかわると
魔法にかかったような子どもたち。

料理の後も、みんなの居場所です。

小さい彼は、黙々と…
また
地球、水星、火せい、しりうす、太陽。

嬉しそうに
スケッチブックに描きました。
 


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